ヒトモノラボBLOG

そうだラオスに行こう12:多民族の国

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こんにちは。
人とモノの関係をよりよくする・ヒトモノラボの石渡知里です。

2019年11月上旬にラオス旅行に行ってきました。
実はこの旅行ブログ、まだ終わっていなかったんです。当時の記録と薄くなった記憶をたよりにゆるゆると更新しています。

「整理収納」や「片付け」とはまったく関係が無い内容が多数ありますが、石渡知里という人間を知っていただくきっかけになればと思っています。

ラオスの民族と宗教

この話題は差別とか喧嘩とか戦争とか起こりやすい話題なので書くか否かずっと迷っていたのですが他の民族や文化を理解するには大事なことだと思うので記録に残しておくことにした。
ここに記すことは私がラオス旅行で感じたことであり、実際の国の実情とはかけ離れているかもしれないということは頭の片隅に置いておいて欲しい。

ラオスは多民族国家である。旅行で行く大きな街にいるのはラオ族で仏教徒だ。ガイドさん曰くラオ族の村には必ず寺があると言っていたので、寺=ラオ族という認識でほぼよいだろうと思っている。

では他の民族はどうだろう?

シェムリアップではモン族を訪問するツアーがある。
モン族は別名ミャオ族とも言われていて、私の理解では中国との国境付近からラオスに移動してきたか?広く分布している民族だという認識だ。顔立ちがどことなく東南アジア系というより、中国人や日本人と近い感じがした。

モン族にはモン族の文化があり、言語があり、宗教がある。
ラオ族とは全く違う。ツアーで訪問するモン族の人はラオ語ができるのだろう。でもラオ語ができない人もいる。そうなると相互の文化理解は難しい。

ガイドさんはラオ族なので仏教徒だ。
お坊さんを経験した男子はカッコイイと表現するくらいの仏教徒だ。
その彼女が、モン族の人が家の中で祈祷しているのを見て「気持ち悪い」と言っていた。文化が違うというのはこういう事なのだと衝撃を受けた。

祈祷する宗教、祈祷しない宗教

ラオスの仏教と日本の仏教は少し違うが、大枠としてブッダの教えを大事にしているという点では同じと認識しておく。

私は宗教については一般市民同様詳しくはない。
典型的な日本人なので、自分が死んだら墓に入るが仏教の宗派までは知らないし、正月には神社に行くし、クリスマスやハロウィンは楽しむし、神輿がでる祭りを見ていると楽しいし、実家には仏壇と神棚がある。

その中でガイドさんが祈祷しているモン族を見て言った「気持ち悪い」は衝撃的だった。

えっ?!
雨が降らなきゃ雨乞いするよね?
神様に生贄捧げるよね?
豊かな実りを祈ってお祭りやるよね?

たぶんこれは神道の文化なんだと思う。
神道は祈る文化なのだ。だから天皇は祈るのだ。私はひな祭りが神道の祭りだと理解したのは元号が平成から令和に変わる時だった。天皇と皇后はお内裏様とお雛様だと知った時に衝撃を受けた。

つまり私が持っている文化の中には、自分が認識していなくても神道の考え方は染みついており「そいういことあるよね~」くらいには受け入れられる状態なのだ。
これはTVで観た程度の「知っている」よりも「染みついている」に近いと思う。

仏教だけが染みついているガイドさんにとっては祈祷系文化はキモいかもしれないが、仏教と神道が染みついている私と妹にとっては祈祷系宗教はキモいとは思わなかった。

これは今回の旅行の中で一番の発見だった。

実はこの気持ちをガイドさんに伝えられなかったことを密かに悔やんでいる。
だって日本文化を知ってもらういい機会だったのにね。その場ではこの違和感を言語化できていなかったんだ。

多民族国家の政治問題

さて、文化が違うということはこれくらい拒否反応がおこるのだという事例を見せてもらった。とても良い経験だった。

ラオスには今回事例に出したラオ族、モン族以外にも沢山の少数民族がいる。たぶん国も把握しきれていないのでは?と思っている。
そもそも村らしき場所にいる人々を民族として把握するには、暮らしを観察するだけではなく、言語を理解したり文化を理解する必要がありそうなのだけど、そこには膨大な時間と金がかかる。国が学者にお金を配らないとこれが実現しないのでは?と思っているのだけどラオスという国の金銭事情がよく分からない。

そもそも違う文化の人々に同じ方向を向いてもらうって難しいし、言語が統一されていないので政治をするのも難しい。結局、多数民族ラオ族だけの政治になっちゃうよねとか悶々と妄想が繰り広げられる。

日本にもアイヌ民族とか琉球民族とかあるけど、当初は捻じ伏せた形だと思うのよね。相手の文化を尊重するなんてのは無かった気がする。知らんけど。

今になってやっと相手の文化を尊重しましょう、文化を残しましょうと言っているので、少数民族の文化を尊重しながら政治を進めるのに成功した国はあるのだろうか??と考えてしまう。アメリカだって少数派の人種は大変な想いをしているよね。

ラオスは日本とは違う文化を持っている国

宗教と文化の違いについては結論はでないけど、行った人が肌で感じればよい問題だからまずはラオスに行ってみて欲しい。

観光する場所が沢山あるわけじゃないし、買い物する場所が沢山あるわけじゃない。
ツアーで忙しくしすぎない分、いつもは気づかないもの感じられる場所だと思う。

私にとってラオスはコロナウィルスが落ち着いたら必ず再訪した場所なのだ。

ブログに書ききれなかったラオス旅行の色々をメモ

ラオスのトゥクトゥクついて
・カンボジアだと1台あたりの金額が提示されまるが、ラオスだと1人当たりの金額が提示される
・ホテル付近のトゥクトゥクは英語が通じるが、流しのトゥクトゥクは英語が通じないかもしれない(笑)
・トゥクトゥクの走行スピードはゆっくりなので「STOP!!」と言えばすぐ止まれる

ラオスのパンについて
・デニッシュ系のパンがバターが効いていていて美味い
・ホテルのパンも超美味い!納入しているパン屋が神なんだと思う
・ホテル裏のパン屋が美味くて日本に持ち帰った(笑)
・日本のBOUL’ANGEのクロワッサンがとても近い味

ラオスのごはんについて
・1日遅れの入国かつパンばかり食べていたので1回しかヌードル食べてないけど美味い
・香草は入っていないことが多いみたい
・量は多いので1食たべるとおやつなしで次の食事までおなかいっぱい
(カンボジアは軽食くらいの量だった)

ラオスの胡椒について
・朝市で買った胡椒をこの度開封しました
・カンボジアで買った胡椒同様のフルーティーな味
・国産なのか輸入なのか分からないが美味しいのでお土産にぜひ!!!

ラオスの果物ランブータンについて
・ホテルの朝食で食べたランブータン
・味は美味しいのだが、種周りの渋皮を上手く剥けずに渋い表情になる

ラオスのマーケットについて
・生鮮食品スペースは独特の生臭さは少なく清潔感が見られる
・肉や魚の下に段ボールや葉っぱが引かれており、綺麗に並べてある
・豚をさばいている様子は見れる、さばかれた豚と目が合う
・魚は生け簀の状態で販売している店もある(エアレーション有)
・米の量り売りあり
・卵をやたら売っている(カンボジアにはなかった光景)
・ラオスの人は親戚や知り合いのお店で買うらしい


シェムリアップの街について
・シェムリアップの街自体はおそらく高級住宅街だと思われる
・For Rent、For Sellの看板がかかった物件が多い
・脇道に入っても恐怖感を感じない街
・道端にゴミ箱らしき箱があるため、ごみはゴミ箱に捨てる文化がある

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