若者が考える終活とは

01.家族葬から気づいたこと

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自分が経験してきた葬式

私は今まで友人のの親や学校の先生など自分よりも年上の方の葬式に出たことがある。

私が知っている葬式は2日間ある。通夜と告別式だ。葬式の案内が来ると1日目が通夜、2日目が告別式と書いてある。私が行くのは1日目の通夜だ。

通夜では受付で名前を書いてからお焼香を上げるための部屋に向かう。

お焼香を上げる部屋の正面に祭壇があり遺影が飾られている。祭壇の近くには故人の家族や親族であろう人が座っており、憔悴している姿をしていた。このようなご家族の姿を見るたびに生きる力が抜けてしまっているように感じていた。だから人が死ぬということはとても悲しいことなんだと感じる場面でもあった。

しかしお焼香を上げるための行列に並んでいる自分の脳内はいつも「お焼香とは何回つまめばよいのだ?」ということでいっぱいであった。こうやって文字にすると葬式という場に行っているのに何を考えているんだとお叱りを受けそうな状態だ。

お焼香が終わるとそのまま帰路につくこともあれば、食事場所に通されることもあった。

これが私の知っている葬式だ。これは葬式のほんの一部をだということが今回の経験で分かった。

自分が知らなかった葬式

 今年親戚が亡くなったことにより、私は初めて家族葬という形式の葬式に参加した。

私が経験した家族葬は1日ですべてが完結していた。葬儀場で霊柩車をお見送りする所まで参加したことで色々気づくことが多かった。また、今まで経験した葬式とは違い憔悴した人々はいなかった。

1.遺影と故人の宝物

祭壇の遺影の周りに故人が好きだったモノが置いてあった。これは後で棺桶の中に入れて火葬場に連れていくということが分かった。故人がどんな人なのかを表現する場になると感じた。

2.祭壇を飾る花

祭壇に飾ってある花は葬式の最後にすべて棺桶の中に入れるということが分かった。真っ白だった棺桶の中が色とりどりになった状態で火葬場に行くのかと思うと少し悲しい気持ちが和らいだ。

3.お経の時間

葬式が始まるとお焼香を上げた後はひたすらお経を聞く時間がある。この時間は何もすることが無いので故人へのメッセージを書いた紙を眺めながら故人との思い出を振り返っていた。この時間は葬式を行う理由が隠されているような気がした。

自分が望む葬式とは

葬式の一連の流れを経験したことで、自分はどんな葬式をして欲しいだろうと考えるきっかけになった。

それは同時に自分の家族はどんな葬式をして欲しいのか話し合うきっかけでもあった。

葬式を経験をすることで具体的にどこまで自分の希望通りの葬式を開くことができるのか興味をもつこともできた。

これまで大きな病気をせずにすくすく育った30歳は死を身近に感じることがなかったために、葬式のことも考えたことが無かったし、終活の事を考えたことも無かった。それは親世代に終活でどんなことをしておいて欲しいか希望を出すことができない状態だということがはっきり分かった。

これから自分の葬式とは?終活とは?を自分なりにひも解いてみようと思う。

 

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