ヒトモノラボBLOG

豆苗を育てることはお金の節約ができるが別のものを奪う

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豆苗

こんにちは。
人とモノの関係をよりよくする、ヒトモノラボの石渡知里です。

ひとり暮らしを初めて半年。ついに、節約飯の定番豆苗に手を出した。
別に極端に節約をしているわけではないけれど、支出を減らすことは悪い事ではないと思う。

豆苗とは何者か?

豆苗と言えば3回食べられるコスパのよい食材として噂は聞いていた。
特に学生時代は、豆苗、もやし、焼きそば、パスタあたりは給料日前の救世主といった印象があった。

豆苗はなぜ3回食べられるのか?
私の個人的な見解を書く。(正しい情報はググってください)

植物の中にはトマトを筆頭に脇芽がでる習性がある。
これを利用したのが豆苗節約術だ。
豆苗節約術を行う際は茎を切る場所が重要だ。
豆の近くから切ってはいけない。脇芽が出る分岐部分を数個残して茎を切るのがポイントだ。

一度食べた豆苗は水耕栽培を行うことで脇芽部分から再び芽がでるのだ。
必要なのは水だけ。
これだけで安価な豆苗を3回食べられると最高ではないか。

植物に必要なのは、光と栄養と酸素

ここで一旦、植物の水耕栽培の話をしよう。

私は以前、水耕栽培キットを使って水耕栽培を行っていた。
常にオシャレなサラダを食べたくてミックスレタスを育てていた。

水耕栽培は気軽に始められる家庭菜園として当時話題になっていた。
水と液肥で食べられる植物を育てることができる。
土を使った屋外の家庭菜園との違いは虫が付かないこと。
葉物野菜を屋外で育てるのは至難の業だ。

各種ブログを読む限り水耕栽培は”簡単”だと伝えている。

いいか、植物をただ育てるなら簡単だ。
しかし市販のミックスレタスのように、シャキッしていて、歯ごたえがあり、色合いもよいものを安定して収穫するのは結構難しい。

活きのよい植物を育てるために必要なのは光・栄養・酸素の三点セットだ。
どれかが欠けても柔らかいひょろっとした植物しか育たない。

私の水耕栽培キットには酸素が足りなかった。
だから水槽で使う簡単なエアレーションを追加した。
すると、みるみるミックスレタスの顔色がが変わった。

収穫タイミングを見計らうほど暇じゃない

豆苗を購入し、豆苗節約術を行っていた時に自分の水耕栽培の経験を思い出した。

水だけで植物を育てようとすれば成長スピードは遅いし、食べ応えの無い植物となる。
豆苗節約術では2回目の収穫以降は、ひょろっとした豆苗を食べることになる。

しかも成長スピードが揃わないため、一度に大量に収穫できない。
つまり炒め物などには使えず、味噌汁の具として飾り程度にしかならない。
写真を見てもらえれば、なんとなく分かってもらえるはずだ。

とにかく収穫タイミングが難しいのだ。
どの辺りを収穫するか考えるくらいなら、別の事に脳みその容量を使いたい。
私の脳みそのスペックは低いのだ。
豆苗ごときで暮らしをフリーズさせたくない。

以上が、私の豆苗奮闘記でした。
この一件以来、豆苗は買ってない。

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